中国婚姻家庭報告2023 婚姻届数は9年連続減少
育〓人口研究シンクタンクはこのほど、「中国婚姻家庭報告2023年版」を発表し、中国の婚姻届数は9年連続で減少し、未婚同棲率が上昇していると指摘した。
報告書は、中国の結婚率は2000年の6.7%から2013年の9.9%に上昇した後、年々低下し、2022年には結婚率は4.8%に低下し、離婚率は2000年の0.96%から2020年には3.1%に上昇したが、2021年の離婚率は2.0%に下降したと指摘した。
初婚数は2013年の2386万人をピークに減少を続け、2021年には1158万件と2013年に比べて51.5%減少した。2013年の婚姻届数は1347万組だったが、2022年には683万組に下降し、9年連続で減少した。
初婚年齢も上昇しており、1990年には中国の男性の平均初婚年齢は23.59歳、女性は22.15歳だったが、2000年には男性の平均初婚年齢は25.11歳、女性は23.28歳まで上昇した。2020年までに、男性の平均初婚年齢は29.38歳に上昇し、女性は27.95歳に上昇した。
2009年から2013年にかけて、20―39歳までの女性人口のうち、既婚女性の割合は77.93%から67.06%に下降したが、2019年には再び72.72%に上昇した。2019年の中国の30―34歳の男性の未婚率は18.16%、女性の未婚率は8.7%で、ほとんどの先進国よりも低い。
同時に、中国では未婚の同棲率が上昇し続けている。2018年の中国家庭追跡調査データによると、1980―1984年生まれの男性の未婚同棲率は33.33%、女性の未婚同棲率は26.79%で、1985―1989年生まれの男性の未婚同棲率は37.99%、女性は33.13%であった。
注)〓は、おんなへんと、「口」の下に「内」
〔中国経営報2023年8月4日〕