清華卒業生「80%は出国」? 大学側が真相を説明 


 清華大学ウィーチャット公式アカウントでの17日の情報によると、先ごろ、清華就業工作会が開催され、同大学2023年度卒業生の動向データが公開された。

 データによると、清華2023年度大学卒業生は3200人余り、在学中の大学院卒業生は5200人余りであり、出国(境)進学率は8.0%である。

 また、清華校友総会「清華人」アプリに登録された情報によると、ここ20年で国外留学した学友は学業修了後大部分が既に帰国して就職しており、各業界において中核的な力を発揮している。

 以下は大学の公布した具体的データである。

問1 就業or進学?

 大学生が引き続き進学を選択する割合は80.8%、大学院(修士)生の進学選択率は12.8%であり、大学生の方が引き続き学業を続ける選択をする者が多く、大学院(修士)生はより多くの者が就職を選択している。

問2 清華卒業生の「80%は出国」か?

 ノー。本年度の卒業生の出国(境)進学率は8.0%、大学生の出国(境)進学率は15.6%であり、国内での進学率は65.2%である。

 大学院(修士)生の出国(境)進学率は5.9%、国内進学率は6.9%である。

問3 清華卒業生の進む業界は?

 本年度の卒業生は、国の経済と人民の生活に関する重要分野の重点単位での就業率が83.0%であり、主な就職先は国防科学技術、製造とエネルギー業、情報通信とインターネット、公共管理とサービス、大学及び科学研究院等、多くの重要業界・分野を網羅している。

 過去十年余り、清華卒業生の国内の重要分野・重点単位での就業率はいずれも80%以上となっている。

問4 清華卒業生の勤務地域は?

 本年度の卒業生の北京以外での就職率は53.8%である。ここ十年来、大部分の卒業生が北京以外の地域で就職しており、国防軍需産業分野、西部地域での就職者数も引き続き上昇している。

問5 清華卒業生の最多勤務先は?

 本年度の卒業生の就職先のうち、国営企業のトップ2は中国航天科技集団、国家電網公司であり、民間企業のトップ2は華為公司、比亜迪(BYD)公司である。

〔観察者2024年1月17日〕