1年間9999元 5つ星ホテルビュッフェ年間パスポートは割に合うのか?
料理をしたくない、テイクアウトもお断りという、最近の若者の多くは「食欲」を落ち着かせるのに、高級ホテルのビュッフェの年間パスポートに目を向けている。
多くの若者がホテルのビュッフェに夢中になり、1日3食をみなホテルで済ませることさえ選択していることを取材を通して知った。「ホテルが食堂となり、食事の問題で「消耗」しなくなった」という。
ホテルビュッフェはなぜ若者をターゲットにしているのか?これは「お徳サービスの享受」なのか、それともカードを買うのは「ぼられている」のだろうか?
5つ星ホテルのビュッフェ年間パスポートを購入
会社員 テイクアウトより1日3食の方がお得
毎日5つ星ホテルで3食食べるのはどんな感じだろうか?サーモン、タラバガニ、子豚、ステーキ、ロブスター……。11月7日は呉さんが青島のある5つ星ホテルでビュッフェを食べて69日目だった。普通の食事とは違い、呉さんが投稿した一日3食は特に豪華で、コメント欄のネットユーザーは「同じような年間パスポートが欲しい!」と次々に声を上げた。
呉さんによると、彼女はこの年間ビュッフェパスポートを1万2888元で購入した。1日3食食べることができ、会社からホテルまではわずか2~3分で、彼女にとってとても便利で、毎日の食事に気をもむ問題も解決できる。
彼女は、通常食べ放題はテイクアウトで30―40元かかるが、ホテルのビュッフェほど種類は豊富でなく、食材も保証されない可能性があるのに比べて、ホテルのビュッフェは非常に費用対効果が高いと考えた。「もし平日に一日3食食べても、1食当たりの平均価格は約18元です」
呉さんは今年8月8日から、5つ星ホテルを訪れて一日3食ビュッフェを食べる生活を始め、通うための動機づけのため、動画を撮ってSNSでシェアしたところ、同年代の多くの共感を呼び、検索で話題になった。
成都市民 ホテルのビュッフェは、料理するのが嫌いな、1人で食事をする人にぴったり
呉さんのような消費者は例外ではなく、成都の崔さんも、毎日ビュッフェで食事をする生活を送っている。
崔さんは9999元で、自宅近くの5つ星ホテルのビュッフェ年間パスポートを購入した。年間パスポートは、大みそかやクリスマスなどの特定日を除き、年間340日以上のディナーに利用できる。
11月6日は崔氏がカードをつくって9日目となる。彼はほぼ毎日、仕事が終わったらすぐにホテルに向かい食事をする。「計算すると費用対効果が非常に高いです。同価格で近くにある選択肢は非常に限られています。」
崔さんは、仕事がとても忙しく、仕事を終えたらすでに7時か8時、妻と子供たちは省外にいるので、自分一人で料理をするのが面倒だったが、ホテルのビュッフェは選択肢が多くて、手間が省けるという。「私はそこをなじみの食堂としているだけです。」崔さんは、食べることに余り興味がなく、以前は食事の時間になると何を食べようかと気をもみ始めていたという。
双11商戦では若者をターゲットに年間パスポートが人気
11月11日を中心に行われる双11(独身の日)商戦期間中には、高級ホテルの多くが、数千元から数万元のビュッフェの年間パスポートを販売していた。一見すると高額な出費に見えるが、毎日分散して使えば割安に感じる。
ある五つ星ホテルのスタッフによると、そのホテルでは現在ビュッフェ年間パスポートを発行しているが、売り上げは好調で、消費者の人気も比較的高く、宿泊客の反応もおおむね良好であるという。
11月7日に「大衆点評」ウェブサイトで調査したところ、呉さんがカードを持っているホテルの昼食と夕食のビュッフェは1人当たりそれぞれ368元と598元であることがわかった。それに比べれば、1食当たり20元未満のビュッフェ年間パスポートは間違いなくお得だ。
同時に、長期間ホテルのビュッフェを食べると肥満につながるのではないかと心配するネットユーザーもいる。この点に関して、呉さんは「私にはそのような心配はありません。1回の食事で食べ過ぎたら、残りの2回の食事ではサラダを食べるから。」と述べた。崔さんは、始めたばかりの数日は思わず食べ過ぎてしまったが、今では食事量をコントロールし、栄養にも気を配るようになったという。「体重が増加しまったら元も子もなく、健康的な食事の当初の目的に反してしまいます。」
SNS上では、多くのネットユーザーがビュッフェの年間パスポートに高い関心を示している。ネットユーザーの中には「フィットネスの年間パスポートを買っても数回しか行かないが、ホテルのビュッフェの年間パスポートならモチベーションが上がる」と冗談を言う人もいる。